楽天モバイル無制限の速度は遅い?2年以上使った体感レビューと正直な評価
楽天モバイルの「どれだけ使っても月3,278円(税込)」という無制限プランは魅力的ですが、「速度は実際どうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ネットには「遅い」という声もあれば「普通に使える」という声もあり、判断しづらいですよね。
本記事では、楽天モバイルを2年以上使っているわたしが、速度の実態・遅くなる理由・向いている人と向いていない人を正直にまとめました。
結論|楽天モバイル無制限は「速い場所と遅い場所の差がある」
楽天モバイル無制限の速度は、正直に言うと「いつでもどこでも速い回線」ではありません。
ただし、SNS・動画・テザリングなど普段使いで困る場面は少なく、「通信速度」よりも「データ容量」と「料金」を重視する人に向いている回線です。
反対に、常に安定した高速通信を求める人は、大手キャリアのほうが向いています。
| やりたいこと | できるかどうか |
|---|---|
| YouTubeでの動画視聴 | ◎ |
| Netflixでの動画視聴 | ◎ |
| ◎ | |
| テザリング | ◎ |
| 昼の時間帯のX | ◯ |
| Zoom | ◯ |
| 地下や混雑した場所での通信 | △ |
このように、楽天モバイルは「最高速度がとても速い回線」ではありませんが、普段のスマホ利用で困る場面はそれほど多くありません。
ただし、場所や時間帯によって速度に差が出るのは事実です。
SNSでショート動画を見ているときなど、時々止まる場面がありますが、すぐに読み込みできるためそこまで不便に感じることはありません。
楽天モバイル無制限を2年以上使った速度の体感レビュー
楽天モバイル無制限を2年以上使った速度の体感レビューを解説していきます。
スマホ回線は「常に速い回線」を選ぶのか、「多少遅いときがあっても安く使える回線」を選ぶのかで、選ぶべき回線が変わります。
多少の電波の悪さはあっても安さを選びたい人に楽天モバイルはおすすめです。
普段使いではストレスはほとんどない
わたしが普段利用するのは、兵庫県南部〜大阪北部エリアの屋外・カフェ・自宅(マンション)といった環境です。
この範囲では、Webブラウジング・SNS・地図アプリなどで速度不足を感じることはほとんどありません。
体感では大手キャリアとの差を意識する場面はほぼなく、「普通に使えている」という印象が正直なところです。
お昼は速度が落ちることもあるが普段使いなら問題ない
お昼の時間帯に漫画を読む、SNSを見る、ゲームをするといったことをしていますが、わたしの使用エリアでは極端に遅くなることはありません。
たまに読み込みが1〜2秒遅れる程度で、実用上の問題はほぼないです。
ただし、エリアによっては差があるため、同じ体感が得られるとは限りません。これはあくまでわたしの環境での話です。
建物内や地下では不安定になることがある
ショッピングモールの奥まった場所では、速度が落ちることがありました。
地下鉄は利用することがありませんが、地下鉄やトンネル内で速度が落ちるという声を聞いたことがあります。
頻繁にそういった環境を使う方にとっては、気になるポイントになるかもしれません。

テザリングは普通に使える?
テザリングは問題なく使えています。
楽天モバイルはテザリングの速度制限も容量制限もないため、一時は仕事をしている間ずっとパソコンをテザリングに繋いで利用していたこともありました。
実測では下り20〜40Mbps程度出ることが多く、Webブラウジング・ビデオ会議(Zoom)・クラウドストレージの同期程度であれば十分に使えます。
テザリングをよく使う方にとっては、楽天モバイルの大きなメリットといえるでしょう。
動画視聴は問題なくできる?
インスタグラムのリール動画やYouTubeをよく視聴しますが、HD画質(720p〜1080p)では快適に再生できています。
高画質にした場合でも基本的には問題なく再生が可能です。
日常的な動画視聴であれば、速度が原因で困ることはほぼないのが実感です。
楽天モバイル無制限の通信速度はどれくらい?
楽天モバイル無制限の通信速度はどれくらいなのか見ていきましょう。
平均速度の目安
楽天モバイルの通信速度の実測値をまとめると以下のようになります。
| 場所 | 下り(受信) | 上り(送信) |
|---|---|---|
| 全国平均 | 85.92Mbps | 25.82Mbps |
| 東京都平均 | 67.5Mbps | 24.94Mbps |
| 北海道平均 | 70.14Mbps | 24.75Mbps |
| 愛知県平均 | 74.0Mbps | 25.86Mbps |
| 大阪府平均 | 53.32Mbps | 22.04Mbps |
| 広島県平均 | 83.87Mbps | 28.87Mbps |
| 福岡県平均 | 60.29Mbps | 21.25Mbps |
これらはあくまで目安であり、場所・時間帯・端末によって大きく変動します。
ただし、動画のストリーミングは10Mbps程度あれば4K視聴も可能なため、平均的な速度であれば十分といえます。
他キャリアとの速度比較
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比較すると、楽天モバイルは平均速度では若干劣る場面があります。特に混雑時間帯や屋内環境での安定性において差が出やすいです。
| 携帯会社 | 朝の通信速度 | 昼の通信速度 | 夜の通信速度 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 101.71Mbps | 59.7Mbps | 82.72Mbps |
| ドコモ | 217.72Mbps | 153.3Mbps | 109.1Mbps |
| au | 169.62Mbps | 181.38Mbps | 122.11Mbps |
| ソフトバンク | 115.79Mbps | 130.92Mbps | 101.73Mbps |
確かに速度だけを比較すると大手キャリアの方が優秀であることがわかります。
ただし、月額料金の差は大きく、楽天モバイルは無制限で月3,278円(税込)に対し、大手キャリアの無制限プランは7,000〜9,000円台が一般的です。
価格差を考えると普段使いでは十分な通信速度だと感じています。
動画・SNS・テザリングは問題なく使える?
結論として、日常的な使い方であれば大きな問題はありません。
- YouTube・Netflix などの動画視聴:HD・フルHD画質であれば安定して再生可能、高画質でも問題なく再生できます
- SNS(X・Instagram・TikTok):通常の閲覧・投稿は問題ありません
- テザリング:制限なく使えます(速度制限なし)
テザリングについては後述しますが、楽天モバイルは速度・容量ともに制限なくテザリングを利用できる点が大きな強みです。
楽天モバイル無制限が遅いと言われる理由
楽天モバイル無制限が遅いと言われる理由について解説します。
建物内や地下では速度が落ちやすい
楽天モバイルは自社回線(Band 3 / n77)を中心に展開しており、プラチナバンドの整備が他キャリアより遅れています。
プラチナバンドは建物の内部や地下への電波浸透力が高い周波数帯ですが、楽天モバイルはこの帯域の基地局がまだ十分ではありません。
そのため、地下鉄・大型商業施設・鉄筋コンクリートの建物内では電波が弱くなりやすく、「屋外では速いのに室内では遅い」という体験につながりやすいです。
なお、楽天モバイルでは「ネットワーク強化宣言2026」として、通信品質の改善へ取り組んでいます。
今後、通信品質はどんどん改善されていくことが予想されますが、生活圏内で繋がりにくい場所がある場合は慎重に考えるべきでしょう。

昼や夕方の混雑時間は遅くなることがある
どのキャリアでも共通することですが、昼(12〜13時)や夕方(18〜19時)はユーザーの集中によってネットワークが混雑しやすくなります。
楽天モバイルも例外ではなく、この時間帯に速度が落ちることがあります。
ただし、体感できるほど遅くなるかどうかはエリアや端末にもよります。
都市部の主要エリアでは改善が進んでいるため、以前ほど顕著ではないケースも増えています。
以前同じ日・同じ場所で時間を変えて通信速度を計測した際、朝は50.8Mbpsだったところ、12時台には12.8Mbpsに下がっていました。ただし、体感としてはそこまで遅いと感じることはありませんでした。
人が多い場所では速度が低下することがある
コンサート会場・スタジアム・花火大会など、人が密集するイベント会場では電波が集中して速度が出にくくなります。
これも他キャリアと共通の現象ですが、基地局の密度が大手キャリアより低い楽天モバイルでは影響が出やすい傾向があります。
楽天モバイル無制限は「速度」より「データ容量」を重視する人向き
実際に利用してみて、楽天モバイルはキャリアと比べると速度は落ちることや場所によりムラがあることは事実です。
しかし、無制限プランを月額3,278円という安さで使えるのはほかにはない強みと言えます。
| 携帯会社 | 無制限プランの月額料金 |
|---|---|
| 楽天モバイル | 3,278円 |
| ドコモ | 8.448円 (各種割引適用で5,148円) |
| au | 7,788円 (各種割引適用で5,258円) |
| ソフトバンク | 8,008円 (各種割引適用で5,148円) |
無制限プランを安く使いたい方は一度楽天モバイルへ乗り換えてみるのも一つの手でしょう。
楽天モバイルは1年以内の解約の場合、1,100円の解約金が発生しますが、使ってみてだめだったらキャリアに戻るというのもおすすめです。
楽天モバイル無制限が向いている人
楽天モバイル無制限が向いている人の特徴は以下のとおりです。
安くデータ容量を気にせず使いたい人
無制限プランで月3,278円(税込)という価格は、大手キャリアと比べて圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。
「容量の上限を気にせず動画を見たい」「テザリングをいつでも使いたい」という方には特に向いています。

動画・SNS・テザリングをよく使う人
楽天モバイルは速度制限なしのテザリングが使える数少ないキャリアの一つです。
外出先でPCを使う機会が多い方や、動画・SNSを日常的に使う方であれば、制限なく利用できる点は大きなメリットになります。
通信品質よりも料金を重視したい人
月々の通信費を抑えつつ、日常使いに必要な速度・容量を確保したいという方には最適です。
サブ回線としての利用や、学生・若い世代の節約目的での利用にも適しています。
楽天モバイル無制限が向いていない人
楽天モバイル無制限が向いていない人の特徴は以下のとおりです。

通信品質を最優先したい人
建物内や地下での安定性、混雑時間帯の速度を重視するなら、プラチナバンドが充実している大手キャリアのほうが安心です。
「どこでも安定してつながること」を最優先にするなら、楽天モバイルは選択肢として優先順位が下がるかもしれません。
仕事用のメイン回線として使う人
ビジネスシーンで常時安定した通信が求められる場合、楽天モバイルを単独のメイン回線にするのはリスクがあります。
特に、Web会議やVPNを頻繁に使う仕事環境では、通信の安定性が重要になります。
常に高速通信を求める人
大容量ファイルのアップロード・ダウンロードを頻繁に行う方や、常に高速通信を必要とするゲームや配信を行う方には、物足りなさを感じる場面が出てくるでしょう。
速度が不安な人への対策
速度が不安な人への対策を紹介します。
契約前にエリアを確認する
楽天モバイルの公式サイトでは、住所・駅名を入力してエリアを確認できます。
自宅・職場・よく行く場所が対応エリアかどうかを事前に調べるのが基本です。
デュアルSIMでサブ回線を持つ
楽天モバイルをメイン回線にしつつ、格安SIM(MVNO)や大手キャリアのサブブランドをデュアルSIMで組み合わせる方法があります。
楽天モバイルのコストパフォーマンスを活かしながら、電波が弱い場所では別回線に切り替えることで安定性を補えます。
わたしも、「もしも」のときに備えて楽天モバイル+povoのデュアルSIMを利用しています。
屋内ではRakuten Casaを使う方法もある
楽天モバイルには「Rakuten Casa」という宅内用の小型基地局があります。
自宅に設置することで、屋内の電波環境を改善できるデバイスです。
屋内での速度や安定性が特に気になる方は、導入を検討してみる価値があります。
まとめ|楽天モバイル無制限は「速度よりも容量と安さを重視する人」に向いている
楽天モバイルの無制限プランは、「常に高速」とはいえないものの、日常的な使い方であれば十分に実用的な速度を持っています。
- 常に高速通信を求める人 → 大手キャリア
- 速度はほどほどでいい → 楽天モバイル
- 料金を下げたい → 楽天モバイル
- ギガを気にしたくない → 楽天モバイル
料金の安さと無制限の容量・テザリングを重視するなら、楽天モバイルは有力な選択肢です。
一方で、どこでも安定した高速通信を求めるなら、大手キャリアとの比較検討をおすすめします。
自分の使い方・使う場所に照らし合わせて、最適なプランを選んでみてください。
